本格的な米国売りが始まった?

海外投資家による、本格的な米国売りが始まった、とマーチン・ワイス氏(ワイス・リサーチ)は言う。

「先週木曜、米国債は徹底的に売られ、連銀による買いなど全く効き目は無かった。大手企業の救済を名目に、米政府は膨大な量の不良住宅ローンやコマーシャル・ペーパーを背負い込み、巨額な国債発行が続いている。外国政府や投資家は、こんな米政府の措置に、とうとう我慢ができなくなったようだ。」

目先の注意点として、ワイス氏は、こんなことを挙げている。

・売られているのは国債だけではない。主要国通貨に対し、ドルは6カ月ぶりの安値を記録し、ドルの下落は更に続くことだろう。

・金が急ピッチで上昇し、1000ドル突破が時間の問題となった。

・売りが増大する国債だが、オバマ政権は、まだまだ国債を発行しなければならない。

・国債の下落で長期金利が上がり、これは間違いなく米消費者に悪影響を与える。

・長期金利の上昇は住宅ローンの金利上昇に結びつき、期待された住宅市場の安定が実現することはない。

・結果的に銀行や保険会社は、サブプライム・ローン以上の打撃を受けることになり、ダウ指数は5000ドルまで落ち込むことだろう。

ワイス氏のような極端な弱気論ではないが、バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)は、こう書いている。

「ウィスコンシン大学のモリス・デービス氏は、差し押さえになる住宅数の増大は、社会的な大きな問題になることを予測している。私も、悪化する失業率のことを考えると、これからも差し押さえになる住宅は増え続け、ただでさえ経営状況の良くない銀行に圧力を与えることになると思う。」





(ドル指数の日足チャート)







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