木曜のマーケット

S&P500指数(日足) 下降する50日移動平均線を突破することができなかった。こんな引け方だから、レンジの下辺がテストされそうだ、と思っている人たちが多いことだろう。現に、プット/コール・レシオは、下のチャートで分かるように、1カ月ぶりの高値を記録し、弱気な投資心理が表れている。 (1未満の数値は強気。1を超える数値は弱気を示す。プット/コール・レシオは逆指標として利用される。) 木曜の取引で、売りが目立ったのは証券会社だ。このセクター指数を見てみよう。 長い陰線を描いて、また50日移動平均線の下へ戻ってしまった。下は、このセクターに属する、モルガン・スタンレー(MS)の日足チャートだ。 少し長めだが、ベアフラッグが形成されている。 銀行セクター指数へ移ろう。 20日移動平均線の突破に失敗し、サポートラインの直ぐ上で引けた。バンク・オブ・アメリカ(BAC)の日足をチェックしてみよう。 レンジの下辺をテスト中だ。