2009年7月17日

米国消費者の新トレンド

投資で成功する一条件として、大きなトレンドを把握することがあげられているが、マイク・ラーソン氏はトレンドについてこんなことを述べている。


倹約という言葉は、米国消費者に全く無縁のように思われていたが、倹約傾向が顕著になった。いくつか例をあげよう。

・ファストフード・レストラン、ファミリー・レストラン、衣料品店、とあちこちで大幅割引をしているが、消費者たちの財布の紐は一向にゆるむ気配が無い。

・6月の小売売上高は+0.6%と発表されたが、大きな原因となったのは、原油とガソリンの値上がりだ。家具、日用雑貨品、衣料品の売上は相変わらず低迷している。小売連盟の予想によれば、来月から始まる新学期セールは、7%を超えるマイナスになるということだ。

・倹約は裕福な米国消費者の間にも広がっている。ハリス・グループとアメリカン・エキスプレスが行った調査によれば、年収が10万ドルから500万ドルある人たちは、何と収入の16%を貯蓄に回している。米国全体で見てみると、5月の貯蓄率は6.9%に上昇し、こんな高レベルに達するのは1993年いらい初めてだ。

著名ファンドマネージャー、ビル・グロース氏は、こう語っている。

「米国消費者は2007年以来、15兆ドルという巨額な資産を失った。これほど膨大な財産を無くした消費者は、常識で考えれば分かることだが、支出を減らし貯蓄にいっそう力を入れることになるだろう。これが意味することは、ノーマルと考えられていた3.5%の経済成長率が2%近辺まで下がるということだ。」

ラーソン氏は、更にこう付け加えている。

「消費者は無駄遣いを避け、節約を明らかに重要視するようになった。こんな状況だというのに、ワシントンの政治家たちは全く変わらない。」








2009年7月16日

万年ベアが強気になった!?



S&P500指数(日足)

4本連続の陽線が形成され、抵抗線の走る950レベルが、いよいよ直ぐ頭の上となった。はたして、買い手が望むブレイクアウトが実現するだろうか?




(チャート: Bespoke Investment Groupより)

上は、強気個人投資家と、弱気個人投資家の差を示したものだ。最近0ラインを割って、マイナスに落ち込んでいることで分かるように、弱気投資家数が強気投資家数を上回っている。もちろん、2日前まで、S&P500指数は下降するチャンネル内で推移していたから、投資家が弱気になるのは当然かもしれない。

もし950レベルをブレイクすれば、新高値が達成され、弱気だった投資家たちが意見を一変させて、マーケットに参入してくることだろう。有り難いことに、アメリカは現在決算シーズン。アナリストの予想は、かなり低めに設定されているようだから、ゴールドマン・サックスのような好決算が、まだまだ出て来る可能性がある。

もちろん、好決算が立て続けに発表されれば、マスコミが大々的に取り上げてくれるから、弱気個人投資家の意見は簡単に変わってしまうかもしれない。

心配材料がある。万年弱気論で有名な経済学者、Nouriel Roubini氏が強気と取れる発言をしている。この天井付近で、万年ベアが強気論を発表するということは、やはり天井の心配をしておいた方がよさそうだ。





今年の新学期セールはどうなる?

夏休みが始まったばかりだと思っていたが、さっそく新学期セールが話題になっている。不景気だから、安い商品が人気を集めることが予想されるが、先ず肝心なことは、お客さんに来店してもらわなければならない。では、どうやって消費者を引き付けるのだろうか?


例えば、小売最大手のウォルマートは、149ドル(1万3940円)の布団ソファと6ドル(560円)のスクール・ユニフォームを目玉にしてオンライン・ショッパーを誘う。ターゲットは、オンラインでの注文が50ドル以上なら送料無料。百貨店メーシーズは、20%から75%のオンライン割引セールを行う。

なるほど、インターネットでの買い物客に、各業者はだいぶ期待しているようだ。

クリスマス・シーズンに次いで、新学期セールは小売業者にとって重要なのだが、小売連盟(NRF)は7.5%減の売上を予想している。更に、ワシントンの調査機関の発表によれば、約50%の消費者が今年の予算は去年より少ない、と答えている。

「親たちの意見を要約するとこうなります。『新学期だからといって、子どもたちに新しい服を買うつもりはない。今までどおり、同じ服装で登校させるつもりだ。』」 --- エレン・デービス氏(小売連盟)

こういう報道もある。

「経済的な理由で、私立学校から公立学校へ子どもを転校させる親が増えている。更に、金を節約するために、子どものクラブ活動を止めさせる親も増えている。」


小売株に投資する上場投信、RTHの週足チャートを見てみよう。



3月の安値から回復し、現在、レンジの形成中だ。

本格的な新学期セールは来月から始まる。






寄付き1時間40分後のようす

S&P500指数に連動するSPY


(日足)


既に下降する短期トレンドラインを越えているが、現在、7月1日の高値突破に難航している。ストキャスティクスは、買われ過ぎゾーンに入った。


15分足


下降トライアングルで分かるように、頭打ちのようすが見える。

2009年7月15日

竜巻


貨物列車が、竜巻に巻き込まれた場面だそうです。

50秒を過ぎたあたりから、雨が顕著になります。





そして下は、スピードをテーマにした動画です。

http://www.kottke.org/09/07/what-fast-looks-like